草津からKusatsuへ。

平成27年第7回 定例会 本会議:一般質問(12月11日)

○一番(小林純一君) 一番、小林純一です。
冬期の道路凍結時の対応についてご質問させていただきます。
日に日に寒さが増し、草津町にも長い冬がやってまいりました。融雪道路や歩道など、年を追うごとに少しずつ整備され、以前に比べると大分走行しやすく、また歩きやすくなりました。温泉という熱源に恵まれ、また雪深い草津町で生活してきた先人たちの知恵もあり、草津町の除雪はほかの地域に比べても非常にハイレベルであると思います。
そんな草津町ではありますが、自然が相手ですので、大雪などでどうしても一時的に除雪が間に合わないこともあります。全ての道路が融雪というわけでもなく、どうしても路面が凍結する箇所も見られます。また、歩道に至っては、夏は歩道として歩けても、冬になると凍結や路肩の雪の影響で、車道を歩かなければ歩けないような場所もあります。
ご年配の方や体の不自由な方から、あそこで転んで足をくじいた、あそこは凍っていておっかないから通らないようにしているといった話をよく耳にします。また、荒天時など買い物にも行けないから家でじっとしているしかないと言っている方もいらっしゃいます。春から秋にかけては、元気で歩き回っている方ばかりです。
草津町の迅速、丁寧な除雪体制については、町民として感謝するばかりではありますが、自動車に乗らないご年配の方々や体が不自由な方々にとって、路面凍結時は外に出て歩くことするままならない、寒さ以上に通常の日常生活にも厳しさを感じる季節だと思います。
また、歩いて通学している子供たちにとっても、冬は車道を歩かざるを得ない状況や凍結時の店頭、屋根からの落雪等、ほかの季節と比べると、危険性ははるかに高くなる季節です。

そこで、冬期道路凍結時の対応についてご質問させていただきます。

  1. 冬期、歩道の確保や凍結状況など、特に危険と思われる箇所について、現状どの程度把握し、対策が必要と考えられる箇所についての対応の進捗状況はどの程度でしょうか。
  2. 通学路について、冬期の歩行はなるべく避けたほうがよいと思われる道もあると感じます。通学児童や保護者、有識者の方々を含めて検討する機会を設け、対策するべきかと思いますが、いかがでしょうか。
  3. 冬期の歩道の安全確保・除雪などにつきまして、町としての対応方針をお聞かせください。
  4. また、冬期において高齢者や障害者へ買い物バスの運行やタクシー、百円バスのチケット配布等何らかの移動手段を検討すべきと思いますが、いかがでしょうか。

以上、四点をお願いいたします。

○町長(黒岩信忠君)
それでは、小林純一議員の質問にお答えをいたします。これからいよいよ本格的なウインターシーズンが始まりますが、同時に雪とともに暮らしていくシーズンにもなるわけであります。町内の道路除雪は、役場はもとより町内業者二十社と除雪の委託契約を結び、官民一体となり、ほぼ全町内の道路の除雪を行っているものであります。
ご質問の冬期における道路凍結時の対応についてでありますが、議員がおっしゃるとおり、一昨年の何十年に一度の記録的な大雪の際には、どうしても一時的に除雪が間に合わないこともありますが、あのときは対策本部を立ち上げ、ありとあらゆる人材、機材を導入し、まさに  四十八時間とめることなく役場のオペレーターを総動員をかけて取り組んだものでございます。草津町のライフラインである幹線道路の国道二九二号、スズラン通り、ベルツ通りの外周道路の確保を最優先に行い、道路が分断されることのないよう、その渋滞解消も図ってまいりました。
私も夜も作業着を着て、その陣頭指揮に立ち、そして自分の車で町内を回り、そこから電話をして、各ローラーを呼び寄せて、ここを優先してかけという直接指示もしてまいったものでございます。ある意味では、群馬県では一番早くその除雪が完了したということで、大変ネットにも何でこんな山奥があんなきれいに除雪できるのに、ほかができないんだというのが書かれたそうでありますけれども、私は結果として一番その体制のすごいものを組んでいるというふうに思っております。いざというときには、そういう体制を組みます。また、私が判断したのは、命にかかわる人工透析の方とか、また身障者の方とか独居老人の方とか、これは役場の職員のそれぞれのものを現場に配置させて、確認をとらせて、そのきめ細やかな対応もしたつもりであります。ご理解をいただきたいと思います。

それでは、一点目の冬期の歩道の確保や凍結状況など特に危険と思われる箇所の把握、また対策が必要とされる箇所の対応の進捗状況はどうかとの質問でありますが、状況把握については、過去からの町内除雪の中で得た知識と経験をもとに、また皆様からいただいたご意見をもとに、地形的に傾斜のきつい道路や凍結しやすい箇所を取り出し、まとめておりまして、天候により凍結の危険がある場合には、砂をまき、融雪剤の散布も行っております。あわせて、町内六十カ所に滑りどめ用の砂袋の置き場を設置し、地域住民の方々の協力をいただきながら、道路及び歩道の凍結防止を図っております。
また、対策が必要と考えられる箇所の進捗状況についてでありますが、私はかねてよりこれまで優先順位をつけてきた車道を中心とした道路融雪から、歩く人にやさしい環境整備として歩道の融雪にシフトをしてまいりました。これは熱源の問題と、それから財源の問題がありまして、考え方を変えたということで議会の皆さんにもご説明してまいりましたが、それに基づいて行っております。昨年は、文京区セーブオンの脇の車道の一部を、並びに通学路の一部である南本町区の旧山正フーズから小学校に向かって約百八十メーターの歩道の融雪化を行いました。また、今年度においては、殿塚区の旧山口酒店から草津フードまでの歩道部分の融雪化を行っております。また、融雪以外でも歩道整備を中心に実施していただきたいと考えております。
今年度は、南本町区の旧山正フーズから南に約八十メーターの歩道を車道に比べ高くなっているマウントアップ方式で整備することにより、道路除雪の際に歩道除雪を同時にできるよう改善を行いました。これは議会からの強い要望を私が取り入れて行ったものでありまして、あと二年ほどかかると思いますが、山正フーズのところから南本町の町営住宅には全てその改築を年次計画で行ってまいります。
また、そのほか群馬県の事業でありますが、現在、南本町区の国道沿いの歩道について、融雪工事が進められております。町からの要請に群馬県も応えて、昨年行った工事箇所の旧山正フーズから坂田スタンド付近までつながることになり、小・中学校への通学はもとより歩く人への環境整備にも効果は非常に大きいものと思っております。また、通称あの坂田スタンドの坂が、道路がなかなか融雪がきかないということで、町から要請しておりますが、ことしやる予定だったんですけれども、一年度延びまして、来年度にはあの坂の融雪工事もやっていただけるものと思っております。
今後も危険箇所の抽出を行い、使用できる熱源がある箇所については、融雪化の実施を行い、その他の箇所については、砂まき、塩カル散布等の強化を図ってまいりたいと思っております。
特に私のところに来る要望が、融雪工事を町内のあちらこちらから話がありますけれども、年次計画で毎年緊急性の高いところから進めてまいりたいと思っております。

次に、二点目の通学路関係の合同検討会の実施でありますが、平成二十四年四月以降、全国で登下校中の児童等の列に自動車が突入し、死傷者が多数発生する痛ましい事故が相次ぎました。これを受け、文部科学省、国土交通省、警察庁による三省庁連携による通学路の緊急合同点検を実施することとし、同年五月三十日付で都道府県教育委員会、道路管理者、都道府県検察本部に危険箇所の抽出と合同点検の実施などについての通知がありました。
草津町では、第一回目の合同点検を平成二十四年六月二十九日に中之条土木事務所、役場職員、そして小学校、長野原警察署の関係する人たちが集まり、危険箇所の抽出及びその対策等が討議をされました。
第二回目の合同点検は、平成二十五年四月二十二日に実施をされ、昨年危険箇所の対応策の実施状況、また新たな危険箇所の抽出及びその対策等が討議をされました。
その後、文部科学省、国土交通省、警察庁による三省庁連携により通学路の交通安全の確保に向け着実に効果的な取り組みの推進についての通知が発せられ、市町村単位で通学路安全推進会議を発足させ、通学路交通安全プログラムの作成をすることとなりました。
草津町では、通学路安全推進会議の発足を平成二十六年七月二十三日に教育長を会長として、小・中学校長、長野原警察署、中之条土木事務所、役場関係職員を構成員として承認された通学路交通安全プログラムも承諾をされました。通学路安全推進会議を中心として、第三回目の合同点検を行い、前回同様昨年までの危険箇所の対応の実施状況、また新たな危険箇所の抽出及び対策等が討議をされました。
平成二七年五月十九日に推進会議を開催し、第四回目の合同点検を行い、今までと同様に危険箇所の対応策の実施状況、また新たな危険箇所の抽出及びその対策等が討議をされました。
このように関係者が集い、実際に通学路を歩いて点検検討し、対策についての機会については、既に実施しております。今後も推進会議を中心として通学路の交通安全については、鋭意努力を図ってまいります。

次に、三点目の冬期の歩道の安全確保・除雪について町の対応方針であります。質問の一でも述べさせていただきましたが、歩く人にやさしい環境整備として歩道の融雪、整備を今後も進めていきたいと思っております。歩道の安全確保・除雪については、どうしても生活道路の確保を優先していることから、道路除雪の後になってしまうところでありますが、歩道のある道路では歩道幅の広い箇所やマウントアップ方式の歩道は同時に除雪ができるようになります。歩道のない道路については、道路除雪終了後に、狭くなった部分の拡幅除雪を行っているところであります。今後、小型重機の活用、歩道除雪業者の模索などを調査研究させていただきながら、歩道の安全確保・除雪について検討してまいりたいと思っております。

次に、四点目の冬期における高齢者や障害者への移動手段の検討についてであります。
草津町では、外出支援事業として町内巡回バス、通称コインバスでありますが、町民利用者からの停留所の増設要望などに極力応えることにより、現状の過密ダイヤにて運行しております。それと介護タクシーとして、高齢者への郡内への通院支援、ヘルパー介助を行っているものであります。また、利用者負担金は、片道分ではありますけれども、巡回バス事業では、運行委託業者であるJRバスとの協議により、委託契約により委託料を支払っており、八万人分ほどの利用料と運行費県補助金との歳入はありますが、毎年一千万円以上の町の持ち出しとなっております。
買い物バスの運行については、巡回バスの利用もお願いしたいと思いますが、利用者の増加などに対しましてもなかなか妙案が思いつかない状況にあります。チケットの配布は難しいと考えますが、利用者の利便を考慮しながら検討してまいりたいと思います。
タクシーの件については、ことしから発足しました福祉推進委員会、福祉懇談会にて障害者団体の方々から福祉タクシー券の検討の要望もいただいており、現行の介護タクシーの兼ね合いや当該対象者の線引きなどもあり、現在は実施しておりませんが、限られた財源の中で引き続き検討しておる次第でございます。きょうもたくさんの皆様が後ろで傍聴されておりますけれども、強い要望のあるタクシー券については、私は実行する予定でおります。どこまでできるかは、今後検討しますけれども、ご理解をいただきたいと思います。
なお、高齢者宅などの個別の対策については、以前から社会福祉協議会にて実施をしております。除雪ということで、時間や日時に限定された業務でありますので、除雪ボランティアの募集もままならないこともあり、積雪の状況や降雪の度合いによっては、役場職員での対応も含め、できるだけ敏速な行動がとれるよう、個別の除雪対策を考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

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